Anycaを利用して多くのスポーツカーに乗ってきた僕からすると、106はスポーツカー好きなら一度は体験して欲しい1台。
しかし、そこに立ちはだかるハードルが「左ハンドルのマニュアル車」ということ。
未経験の人には取っ付きにくいという気持ちはよく分かります。
右手でシフト操作をするため、時には左手だけでハンドル操作をすることになるので、そこに不安を感じる人が多いようです。
実際のところ、操作自体は20分も乗れば慣れるもので、個人的には右手でシフト操作する方が理にかなってるんじゃないかと思うぐらいです。
むしろコツが必要なのは、車両感覚や視界の方。
いつも右ハンドルの運転席から見える景色と同じ感覚で左ハンドル車を運転すると、クルマが右側に長いのでセンターラインをはみ出すことがあります。なので、意識的に路側帯に寄せて走ったり、小刻みにミラーをチェックして真ん中にいることを確認するのが鉄則。
ですが、そこは車幅1620mmの106。
最近の3ナンバー車と比べたら20cmもスリムなのではみ出しにくく、直線基調のデザインもあって車両感覚がつかみやすいです。
また、対向右折車がいるときの右折待ちで直進車が見にくかったり、高速の合流で右後方が見にくいというのも左ハンドルの特徴ですが、大きなクルマに比べればだいぶラクなので、左ハンドル初体験の方にも取っ付きやすいクルマと言えるでしょう。
マイナー車でも月2回ペースでシェア。マイナーだけに利用者も詳しい人が多いので安心!
小窪さんがAnycaに登録したのは2018年12月で、月2回ペースでシェアされています。
それほど知名度の高いクルマではないものの、だからこそ逆に通な方のシェアが多いんだとか。
購入を検討していても試乗できる機会がまずないから乗ってみたいという方や、兄弟車であるシトロエン・サクソとの違いを味わってみたいなんていう方まで!
プジョー106がどんなクルマなのかを理解していて、こういったクルマの扱いも慣れている方が多いので、シェアする上で特に不安も感じないそうです。
24時間5,000円というお手頃価格でのシェアですが、これでも駐車場代は充分まかなえているんだとか。
また、普段ご自身で乗れる機会も少ないことから、たまにシェアして走らせてもらうことで、愛車のコンディションを維持できるという側面もあるそうです。
街中で乗ってるだけでも楽しくなる、フレンチ・ホットハッチの真髄!