今、自動車業界で急速に注目されてきているのが
「電気自動車」
です。
例えば、オランダが2025年以降にガソリン車とディーゼル車の販売を禁止すると公表しました。
フランスやイギリスでも、2040年までにガソリン車とディーゼル車の販売を禁止する方針を出しています。
中国も排気ガスによる環境汚染が深刻で、電気自動車が爆発的に売れています。
日本でも日産を筆頭に電気自動車の普及に躍起になっています。
まさに世界規模で「すべての車を電気自動車化する」方向に、ゆっくりと舵を切っている状況です。
電気自動車の特徴は、
①地球環境に優しいという点
二酸化炭素排出量がゼロです。
②経済的である点
必要なのは充電にかかる電気代だけです。
電気の使用量が減る深夜は、電気料金が割安になり、この間に充電をすることで電気代を安く抑えることができます。
③税金の優遇や補助金の対象になる点
逆にデメリットとしては、、、
①充電に時間がかかる点
電気自動車はバッテリーを充電する時間が必要です。
電気自動車の充電は急速充電(80%)でも40分程度かかります。
フル充電をするとなると、8〜16時間かかると公表されています。
②長距離ドライブに向かない点
東京から大阪の500kmを移動するためには、最低でも3回は充電をする必要があります。
時間にすると約2時間は充電に割く計算です。
③価格が高い点
バッテリーの価格が非常に高いために、本体価格が高くなってしまいます。
このようなデメリットがありながらも、深刻な環境問題に対応するためには、有害な排出ガスを0にする必要があります。
そのため全世界の車が電気自動車に置き換われば、地球温暖化の防止に効果を発揮します。
中国をはじめとする世界各国が電気自動車シフトを明確にする今、国内外の自動車メーカーは積極的に電気自動車の開発、販売を強化していく意向を示しています。
ガソリンエンジン車に比べて使用する部品数も少なくできるため、テスラモーターズのような新興自動車メーカーの参入も増えると予想されています。
今後の自動車の主流は電気自動車となっていくことでしょう。